一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

頭痛薬の副作用

 
本では3人に1人が頭痛もち 

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日本には4000万人の慢性頭痛患者がいます。

3人に1人の方が頭痛に苦しんでいることになります。

 

作用を知らずに気軽に飲まれ続ける頭痛薬

頭が痛いというと、ほぼ100%の人が「薬を飲んだほうがいい」と言いますが、副作用の危険性を心配する人はほとんどいません。

慢性頭痛診療ガイドラインには、鎮痛薬(頭痛薬)を3ヶ月以上にわたり15日/月以上使用している慢性頭痛は「薬物乱用頭痛」と診断すると書かれています。*1 


頭痛薬の服用を続けると、頭痛薬自体が頭痛を引き起こし始めるのです。

 

痛薬の副作用

市販の頭痛薬には通常、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が使われます。代表的なものは

 ・アスピリン
 ・インドメタシン
 ・イブプロフェン
 ・ロキソニン
 ・アセトアミノフェン
 ・メフェナム酸

などです。

こうした成分の副作用について、医科大学の資料を読むと空恐ろしくなります。 *2


非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の副作用

•非特異的副作用
1.胃腸障害:もっとも多い
2.腎障害:浮腫、腎炎
3.肝障害:肝炎(劇症肝炎)
4.呼吸器障害:喘息、間質性肺炎、肺水腫
5.循環器障害:高血圧
6.その他:造血障害、皮疹、頭痛
→光線過敏症(ケトブロフェン、イブプロフェンなど)
→薬物乱用頭痛


•特異的副作用
1.アスピリン:耳鳴り、難聴
2.インドメタシン:ふらつき感、目眩、頭痛、パーキンソン病悪化、痙攣
3.フェニルブタゾン:再生不良貧血
4.イブプロフェン、スリンダク:髄膜刺激症状
5.メフェナム酸:溶血性貧血


市販薬は気軽に服用できますが、その副作用についてはあまり知られていません。

このような副作用と「薬物乱用頭痛」を引き起こしかねないリスクを負うことは、もっと周知されるべきではないでしょうか。

説明書が同封されているとはいえ、多くの人はコマーシャルのイメージから服用するわけですから。

 

ずは医師に診断してもらってから

「急激に」「激しい」頭痛に見舞われた場合には、何か重篤な病気を発症している場合があるので、すぐに検査を受けて医師の診断を仰ぐようにしましょう。


慢性頭痛についても医師の診断を仰ぎ、重篤な疾患にかかっているのかどうかを確認することが望ましいです。

重篤な疾患にかかっていないと分かった場合には、頭痛薬に頼るのではなく、生活全般を見直して、体内に有害物質を取り込まないライフスタイルにしていくことが好ましいと思われます。

 

 

【参考資料】
*1 2006年6月にCephalalgiaに発表された薬物乱用頭痛の国際頭痛分類第2版改訂版(付録)
*2 滋賀医科大学 ペインリリーフ資料

痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ーNSAIDs/ピリン系/ステロイド性抗炎症薬