一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

代表理事から

会的使命

一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターは、下記の2点を社会的使命として活動しています。

 

(1)化学物質過敏症についての社会的理解を深める活動
(2)室内環境中の有害物質濃度を低減させる具体策の提供 

 

具体的には、「化学物質過敏症」を発症させない、悪化させないための生活術について、PTA講演会・企業研修会などでお話(出張講座)させていただいています。

出張講座に参加くださった方たちからは「身近な問題なのに、知らないことばかり」「継続して話をしてほしい」「子どものことが心配、皆で考えていかなくては」などの感想が寄せられています。

当センターの活動や提案については、テレビやラジオにて特集いただき、多方面から大きな反響を頂戴しています。


2019年4月:  FM沖縄にて当センターの活動をシリーズ特集
2019年11月:   NHK沖縄の夕方の番組で、当センターの活動について特集

※出張講座(2時間)をご希望の場合には、こちらからお問合せください。

 

 

表理事から

 

代表理事の上岡より、一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターを設立するにいたった経緯と、当センターの社会的使命について、述べさせていただきます。

●●● 化学物質過敏症を発症

皆様こんにちは。

一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター代表理事の上岡です。

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私は、2013年秋に化学物質過敏症を発症して以来、シャンプー・洗剤・柔軟剤の香り、洋服にしみついたタバコのにおい、塗料や接着剤の成分によって、耐えがたい頭痛や痺れ、脱力感に悩まされるようになりました。

具合はどんどん悪くなり、退職を余儀なくされ、外出することも人に会うこともできなくなり、一時は衰弱死しかねないところまで追いつめられました。

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いつどこで倒れるかわからないという不安。


誰にも会えない孤独。


居場所がなくなっていく恐怖。


絶望するばかりの日々でした。

「何とかして健康をとり戻したい」

それだけが願いでした。



●●● 化学物質過敏症から回復


健康をとり戻すには、私を苦しめている「化学物質」について理解し、対策する以外に方法はありません。

 
1000冊を超える本を読み、国内外の学術論文を読み、ネット情報の収集にもつとめました。「化学物質」の危険性を理解し、これを排除することに専念しました。

その効果は絶大でした。

衰弱死しそうな状態からV字回復し、ごく普通の日常生活に戻ることができたのです。


苦しまずに1日が始まり、苦しまずに1日が終わるというのは、とてもありがたいことです。
 


●●● 推定患者数1000万人の危機


化学物質過敏症は、推定患者数1000万人と見積もられる一方で、診断書を書ける医師は10名程度と少なく、社会的認知度も低いため、無策のまま放置されている疾病です。

具合が悪いまま途方に暮れている人も、ご自身が化学物質過敏症だとわからずに悪化させている人も、膨大な数にのぼると見られます。

そんな人たちが1000万人にも達する事態は、社会的危機と言わざるをえません。

化学物質過敏症が劇症化すると、家族に近寄ることさえできなくなります。

肉体的にも精神的にも追い詰められ、経済的にも困窮します。

現状を放置したままでは、困窮者が増えていくばかりとなります。

化学物質過敏症を発症させない、悪化させないための、対策を講じる必要があります。

では、具体的には、どうすればよいのでしょうか。


●●● 化学物質過敏症が過ごせる室内環境にすることが好ましい

化学物質過敏症を発症させない、悪化させないためには、室内環境中の有害物質濃度を低減させていくことが最も合理的です。

室内環境中の有害物質濃度が低ければ、化学物質過敏症を悪化させない、新たな発症者を出さないのはもちろんのこと、その空間を共有するすべての人の健康増進・集中力向上に寄与することができます。

人が最も多くの時間を過ごすのは室内です。

室内環境中の有害物質濃度を低減させることは、化学物質過敏症対策という以前に、その空間を共有する人全員に、多大なメリットをもたらします。

有害物質濃度の低い空間は、赤ちゃん、高齢者、アレルギーの方、病み上がりの方、虚弱体質の方、ケガをしている方、ちょっとした不調を抱えておられる方など、どなたにとっても安全で快適な空間です。

集中力や学習能力を向上させるという点から考えてみても、非常に合理的です。

室内環境中の有害物質濃度を低減させることは、弱者を守るという人道的見地からも、学習スコアや業務成績を向上させようとするという実利的見地からも、非常に好ましいことなのです。


●●● 全校的・全社的取り組みが必要

室内空間の有害物質濃度は、その場を共有する人たちが、ちょっとした工夫を重ねていくことで、意外なほど簡単に低減させることができます。

工夫の一つ一つは、誰にでもできる簡単なことばかりです。

難しいのは、全員の協力を取り付けることです。

全校的・全社的取り組みが必要となります。

そのためには、有害物質に関する知見を深め、自らの健康を守り、他者への思いやりの心を養っていくことが欠かせません。

学校や職場の責任者やキーパーソンへの働きかけも必要になってきます。



●●● 化学物質過敏症から生還した者の社会的使命 

 

以上のことから、一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターは、下記の2点を事業目的として活動しています。

(1)化学物質過敏症についての社会的理解を深める活動
(2)室内環境中の有害物質濃度を低減させる具体策の提供 

化学物質過敏症の苦痛と苦難を味わい、そこから脱却できた者にしか分からないことは、山のようにあります。

その経験と知識を活かし、化学物質過敏症の発症者1000万人とも共生できる、どなたにとっても安全で快適な室内環境を整えていくことを社会的使命として、活動してまいりたいと存じます。


一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター
代表理事 上岡みやえ