一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

2019-01-01から1年間の記事一覧

チェルノブイリの長い影

チェルノブイリの長い影『チェルノブイリの長い影(要約版)』(2006年)は、1986年4月におきたチェルノブイリ原発事故の当時国ウクライナの政府が、放射能汚染がもたらした健康被害と、その対策についてまとめた報告書です。 『チェルノブイリの長い影(要…

洗浄剤等の販売量(トン)2003年と2018年の比較

環境省は、生活排水が、河川や湖沼、海の水を汚していると警鐘を鳴らしています。生活排水の7割を占めているのは「台所」「風呂」「洗濯」からの排水です。日本石鹸洗剤工業会 (JSDA)の発表資料をもとに2003年と2018年の洗浄剤などの販売量を重量ベースで比…

持続可能な農業 種子法・種苗法 土を守るには 在来種を守るには

持続可能な農業 種子法・種苗法 土を守るには 在来種を守るには

化学物質過敏症 発症年齢と発症時期 ツイッターアンケート

2019年11月10日から17日にかけて、化学物質過敏症を発症した年齢と時期についてツイッター上でアンケートを呼びかけました。アンケートにご協力くださった皆様、ありがとうございます。本稿では、アンケート結果を踏まえつつ、化学物質過敏症をとりまく環境…

SDGs 化学物質過敏症の救済につながるターゲット

画像引用:国際連合広報センター 国連が採択し、世界各国が取り組んでいるSDGsのターゲットのうち、化学物質過敏症の救済につながるものをご紹介します。 SDGs(持続可能な開発目標)とは 持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択さ…

土中の微生物の多様性は 陸上生態系の多機能性を促進する

地上の自然環境にとって、土の中の微生物が、いかに大切な存在であるかが、認識され始めています。 以下、Nature誌に掲載された Microbial diversity drives multifunctionality in terrestrial ecosystems 2016年 「微生物の多様性は地上生態系の多機能性を…

ヒトの微生物叢/細菌叢/腸内細菌 簡単な概説 Nature誌

画像引用:Nature Innovations in the Microbiome 2015年2月、Nature誌にヒトの微生物叢(びせいぶつそう)についての特集が組まれました。以下、その序文The Microbes Withinの翻訳です。※微生物叢:ヒトや皮膚、鼻腔・口腔、腸内、膣などで、一定のバラン…

アメリカの国立衛生研究所(NIH)ヒトの微生物叢研究プロジェクト

アメリカ国立衛生研究所 本部(メリーランド州) ヒトの微生物叢研究 今までは、抽出培養するのが困難だという理由から、腸内環境に関する研究分野は「空白地帯」となっていました。近年、コンピュータ解析技術の進展によって研究が容易となり、ヒトや動物に…

中学校でお話させていただきました

意見交換タイム:制服に柔軟剤原液をスプレーする中学生文化について驚愕中 化学物質過敏症という疾病や、空気をデトックスする方法について、中学校のPTA講演会にてお話させていただきました。その一部をご紹介します。 そもそも化学物質って? 化学物質…

SDGsと化学物質過敏症 掛川市議会の議会質問

那覇市から掛川市へ 当センターからの相談を受けて、翁長雄治市議が、那覇市議会で、化学物質過敏症について質問してくださったのは2019年2月21日のことでした。そのことを紹介したツイッターがご縁となって、静岡県掛川市の方から当センターに相談が寄せら…

ツチノイブキ服用17週間 運動せずして筋肉量アップ! 健康体へ前進!

体成分インボディ比較 「ツチノイブキ/土の息吹」 のモニター様には、毎月、那覇市内のスポーツクラブ ジスタスで、体の成分を計測いただいています! 5月15日から9月11日の変化 体脂肪率ダウン! 35% ⇒ 28.1% 筋肉量アップ! 44.6キロ ⇒ …

ホルムアルデヒドと洋服、アクセサリー、そして玩具

洋服の機能性加工と有害物質規制繊維製品には、防しわ、防炎、防かび、防菌、防縮など、様々な機能性加工が施されています。繊維製品の機能性加工に関する法規制は下図の通りです。 出典:繊維製品(家庭用衣料品)に関連する法規制等 製品評価技術基盤機構 …

皮膚炎と化学物質過敏症

皮膚炎と化学物質過敏症 皮膚炎は、化学物質過敏症の症状のひとつとされています。皮膚炎は、化学物質過敏症よりも発症機序や発症原因が明らかになっています。皮膚炎の原因となるもの、悪化要因となるものは、化学物質過敏症を発症させない、悪化させないた…

カナダの難燃剤対策

写真:カナダ政府HP カナダは、難燃剤対策を開始したようです。以下、 カナダ政府のHP 難燃剤(Flame retardants)の翻訳です。 翻訳文責:一社)化学物質過敏症・対策情報センター代表理事 上岡みやえ 難燃剤(Flame Retardants) 難燃剤の安全性 進行中の…

化学物質過敏症について啓発している自治体

化学物質過敏症という、知られざる国民病 医学者による疫学調査によって、成人の7.5%が化学物質過敏症に罹患しているというデータが明らかになっています。新潟県上越市が、市内の全小中学生に行ったアンケート調査によって、12%以上の児童が化学物質過敏症…

ツチノイブキ服用から12週間 30年来の変色爪が治ってきた!

ツチノイブキ開始から5週間 2019年6月24日。モニター様が、「ツチノイブキ/土の息吹」の内服と外用(水と混ぜてパッティング)を始めてから5週間がたちました。・20年間、右くるぶしを覆っていた黒い角質がとれて、ピンク色のキレイな皮膚が再生…

難燃剤の概要

難燃剤とは 難燃剤は、建材、家具、カーテン、カーペット、家電、電子機器を燃えにくくするために添加される物質です。難燃剤には、「臭素系」「リン系」「水酸化アルミニウム」「塩素系」などの種類があります。 出典:難燃学入門フォーラム 臭素系難燃剤 …

酵素(enzyme)とは

以下、福岡大学「酵素の化学」 からの引用です。 酵素(enzyme)とは 生体内のほとんどの化学変化は酵素(enzyme)というタンパク質によって触媒される。酵素と結びつき変化を受ける物質を基質(substrate)という。基質は酵素分子の表面の特定の部位(活性部位,…

薬の代謝 その4 薬物代謝と薬の効き方

以下、「薬物代謝の化学反応 シトクロムP450反応を中心として」 からの引用です。 薬物代謝と薬の効き方 薬物代謝は薬の効き方に大きくかかわっている。経口投与の場合、薬は胃や腸で吸収され、血流に乗ることにより、必要な場所に運ばれる。つまり、血中濃…

薬の代謝 その3 薬物代謝に関わる酵素

以下、「薬物代謝の化学反応 シトクロムP450反応を中心として」 からの引用です。 薬物代謝に関わる酵素 薬物代謝を司る酵素は主に肝臓に存在する。肝臓は薬物代謝のみならず、ありとあらゆる代謝にかかわっており、日夜さまざまな酵素がさまざまな化学反応…

薬の代謝 その2

以下、MSDプロフェッショナル 薬の代謝 からの引用です。 薬物代謝とは肝臓は薬物代謝の主要部位である。代謝は一般的に薬物を不活化するが、一部の薬物代謝物は薬理学的に活性があり、ときに活性は元の化合物より強いことさえある。活性代謝物を有する不活…

薬の代謝

以下、MSD家庭の医学 薬の代謝からの引用です。薬の代謝薬の代謝とは、体内で起こる薬の化学変化のことをいいます。 一部の薬は生体の作用によって化学的に変化します(代謝)。代謝の結果生じる物質(代謝物)には活性がないか、またはその活性や毒性が元の…

ツチノイブキ 皮膚炎が10日で解消! 土の力ってすごい!

10日前、打合せなどで利用させていただいているカフェのオーナーさんの左腕に赤いブツブツを発見。お聞きしてみると、皮膚炎が出始めたのは1年前で、ブツブツしているところがつぶれて水分が滲みだしてきたり、痒くてたまらなかったり、悩みの種になっていた…

化学物質過敏症にとってのハイリスク行為とは

化学物質過敏症にとってのハイリスク行為 化学物質過敏症にとってリスクが高いのは ・移動 ・人に会うこと ・治療 です。 移動 移動するときには、多種多様な物質にばく露する可能性が高くなります。道路沿いでは排ガスがはき出され続け、下水溝からはフロー…

酵素もビタミンも腸内細菌が作っている!

酵素とは 体の中では、さまざまな化学反応が起こっています。それぞれの反応を引き起こすために、触媒として必須のたんぱく質が、酵素です。ヒトを含む生物が、摂取した食べ物を消化・吸収・代謝したり、体の中で起こるほとんどの化学反応には、酵素がなくて…

アンケート結果:化学物質過敏症になってから外出できているかどうか

ツイッター上で、化学物質過敏症の方にアンケートさせていただいた結果のご報告です。アンケート結果と、寄せられたコメントすべてをご紹介します。 調査期間 2019年7月6日~12日 ご協力者 297名 問い)化学物質過敏症になってから外出できているかどうか 15…

ツチノイブキ服用8週間 体脂肪率35%から31%へ 健康体へ前進!

「ツチノイブキ/土の息吹」のモニター様には、毎月、那覇市内のスポーツクラブ ジスタスで体の成分を計測いただいています。 5月15日から7月10日の変化 体脂肪率ダウン! 35% ⇒ 31% 筋肉量アップ! 44.6キロ ⇒ 46.7キロ 体重ダウン! 7…

化学合成された薬やビタミン剤にひそむリスク

オーストラリアの「The Conversation」は、一般人にはわかりにくい学究的な報告を、分かりやすく伝えてくれるネットメディアです。「New vitamin supplement study finds they may do more harm than good」 ビタミン剤は、メリットよりもデメリットのほうが…

ツチノイブキ服用から5週間 モニターインタビュー② 皮膚炎の痒みが大幅改善!

2019年5月15日に「土から生まれたサプリメント/ツチノイブキ」内服と外用(水と混ぜてパッティング)を始めてから5週間。痒みがおさまり、掻きむしることが減ったおかげで、血だらけになることもなくなり、夜はグッスリと眠れるようになったそうで…

当センターの存在理由と活動内容は、SDGsの理念そのもの!

那覇市から掛川市へ那覇市議会で、当センターからの相談を受けて、翁長雄治市議が、化学物質過敏症について質問してくださったのは2019年2月21日のことでした。そのことを紹介したツイッターがご縁となって、静岡県掛川市の方から当センターに相談が寄せられ…