■環境省のPRTR制度とは *1
PRTR制度とは、化学物質の排出・移動に関する情報を国が1年ごとに集計し、公表する制度です。
人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、どこから、どれだけ排出されているかを知るととも に、化学物質の排出量や化学物質による環境リスクを減らすための制度の一つとして設けら れています。
国がデータを集計・公表するためには、対象となる事業者が、環境中に排出した化学物質の量(排出量) や廃棄物などとして処理するために事業所の外へ移動させた量(移動量)を自ら把握し、年に1回国に届け出 ることから始まります。
国は、その届出データを集計するとともに、届出の対象とならない事業者や家庭、自動車などから環境 中に排出されている対象化学物質の量を推計して、2つのデータを併せて公表します。
画像画像:PRTRデータを市民が読み解くためのガイドブック
平成28年度の化学物質排出量総量は下記のように計算されています。*2
画像:環境省 PRTRインフォメーション広場 概要「排出量と移動量」
【資料】
*1 環境省:PRTRデータを市民が読み解くためのガイドブック
*2 環境省 PRTRインフォメーション広場 概要「排出量と移動量」