一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

難病の医療体制 指定難病リスト

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以下、難病情報センター HPのコピーです。

化学物質過敏症は対象外ですが、「指定難病」を併発している可能性がある人には、有益な情報です。

 

◆新たな難病の医療提供体制について

国は「難病の患者に対する医療等の総合的な推進を図るための基本方針(平成 27 年厚生労働省告示第 375 号)に基づき、「都道府県における地域の実情に応じた難病の医療提供体制の構築について」、別紙「難病医療提供体制の構築に係る手引き」(平成29年4月14日付厚生労働省健康局難病対策課長通知)を都道府県に示し、平成30年度から新たな難病医療提供体制の構築を進めています。

この新たな医療提供体制では、都道府県内の医療機関で診断がつかない場合又は診断に基づく治療を行っても症状が軽快しない場合等には、必要に応じて国が整備する難病医療支援ネットワーク(注)に照会し、より早期に正しい診断や必要な医療の提供を行うこととされています。

注) 難病医療支援ネットワーク
都道府県内で対応が困難な難病診療を支援するために国が整備するネットワークであり、 国立高度専門医療研究センター、難病に関する研究班・学会、IRUD(未診断疾患イニシアチブ:Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases) 拠点病院、難病情報センター、各都道府県難病診療連携拠点病院等で構成される。

 

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1 難病医療連絡協議会
難病診療連携拠点病院、 難病診療分野別拠点病院、難病医療協力病院、保健所、関係市区町村等の関係者によって構成され、患者動向や医療資源その他の地域の実情を踏まえ、都道府県における拠点病院等や難病の医療提供体制の在り方を検討するとともに、連携の手順・その具体的方策等について関係者間で協議。


2 難病診療連携拠点病院(より早期に正しい診断をする機能)
(1) 初診から診断に至るまでの期間をできるだけ短縮するように必要な医療等を提供。
(2) 医療従事者、患者本人及び家族等に対して都道府県内の難病医療提供体制に関する情報提供。
(3) 難病の患者やその家族の意向を踏まえ、身近な医療機関で治療を継続できるように支援。
(4) 難病診療連携コーディネーター・難病診療カウンセラーの配置。等


3 難病診療分野別拠点病院(専門領域の診断を提供する機能)
(1) 当該専門分野の難病の初診から診断に至るまでの期間をできるだけ短縮するように必要な医療等を提供。
(2) 難病の患者やその家族の意向を踏まえ、身近な医療機関で治療を継続できるように支援。等


4 難病医療協力病院(身近な医療機関で医療の提供と支援する機能)
(1) 難病診療連携拠点病院等からの要請に応じて、難病の患者の受入れ。
(2) 難病医療協力病院で確定診断が困難な難病の患者を難病診療連携拠点病院等へ紹介。等

 

 

◆難病の医療提供体制

「難病医療連絡協議会・難病診療連携拠点病院・難病医療協力病院・難病指定医機関・難病指定医」

 平成10年度以降、都道府県は重症難病患者さんのための身近な入院施設の確保等を図るため「難病医療連絡協議会」を設置するとともに「難病医療拠点病院、難病医療協力病院」が指定されているところですが、平成27年1月に難病の患者に対する医療等に関する法律(平成26年法律第50号)が施行され、難病の医療提供体制の在り方については、「難病の患者に対する医療等の総合的な推進を図るための基本的な方針」(平成 27 年 9 月 15 日厚生労働省告示第 375 号)に基づき、平成 30 年度からは地域の実情に応じ新たな難病の医療提供体制の構築及び推進を図るものとされました。

現在、都道府県においては順次「難病診療連携拠点病院、難病診療分野別拠点病院、難病医療協力病院」を指定し、「新たな難病の医療提供体制」を構築しています。

 

また、日本医療研究開発機構(AMED)は、診断がつかずに困っている患者さん(未診断疾患患者)を体系的に診断するためのプロジェクト 未診断疾患イニシアチブ(Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases : IRUD)を推進しています。全国のIRUD拠点病院・解析センターにおいて遺伝子を幅広く調べ、その結果を症状と照らし合わせることで、これまで診断できなかった稀な難病を診断したり、新しい疾患を発見しています。

 

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以下、一社)化学物質過敏症・対策情報センターからの捕捉情報です。

難病情報センターのHPから、最寄りの

・難病の医療提供体制

・難病指定医療機関

・難病指定医

を探すことができます。

 

難病の患者に対する医療等に関する法律 で対応する病は、「指定難病」です。残念ながら化学物質過敏症は対象外ですが、「指定難病」を併発している可能性がある人には、相談してみる価値はおおいにあります。

 

※以下、厚生労働省の「指定難病」というサイト上でリンクされているエクセルファイル情報(2021年7月17日現在)の抜粋です。最新情報は、厚生労働省のサイトからご確認ください。

 

難病の患者に対する医療等に関する法律第5条第1項に規定する指定難病 

医療助成開始年月日
・1~110: 2015年1月から
・111~306: 2015年7月から
・307~330: 2015年4月から
・331:   2018年4月から
・332~333: 2019年7月から


1 球脊髄性筋萎縮症
2 筋萎縮性側索硬化症
3 脊髄性筋萎縮症
4 原発性側索硬化症
5 進行性核上性麻痺
6 パーキンソン病
7 大脳皮質基底核変性症
8 ハンチントン病
9 神経有棘赤血球症
10 シャルコー・マリー・トゥース病
11 重症筋無力症
12 先天性筋無力症候群
13 多発性硬化症/視神経脊髄炎
14 慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチー
15 封入体筋炎
16 クロウ・深瀬症候群
17 多系統萎縮症
18 脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を除く。)
19 ライソゾーム病
20 副腎白質ジストロフィー
21 ミトコンドリア病
22 もやもや病
23 プリオン病
24 亜急性硬化性全脳炎
25 進行性多巣性白質脳症
26 HTLV-1関連脊髄症
27 特発性基底核石灰化症
28 全身性アミロイドーシス
29 ウルリッヒ病
30 遠位型ミオパチー
31 ベスレムミオパチー
32 自己貪食空胞性ミオパチー
33 シュワルツ・ヤンペル症候群
34 神経線維腫症
35 天疱瘡
36 表皮水疱症
37 膿疱性乾癬(汎発型)
38 スティーヴンス・ジョンソン症候群
39 中毒性表皮壊死症
40 高安動脈炎
41 巨細胞性動脈炎
42 結節性多発動脈炎
43 顕微鏡的多発血管炎
44 多発血管炎性肉芽腫症
45 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
46 悪性関節リウマチ
47 バージャー病
48 原発性抗リン脂質抗体症候群
49 全身性エリテマトーデス
50 皮膚筋炎/多発性筋炎
51 全身性強皮症52 混合性結合組織病
53 シェーグレン症候群
54 成人スチル病
55 再発性多発軟骨炎
56 ベーチェット病
57 特発性拡張型心筋症
58 肥大型心筋症
59 拘束型心筋症
60 再生不良性貧血
61 自己免疫性溶血性貧血
62 発作性夜間ヘモグロビン尿症
63 特発性血小板減少性紫斑病
64 血栓性血小板減少性紫斑病
65 原発性免疫不全症候群
66 IgA 腎症
67 多発性嚢胞腎
68 黄色靱帯骨化症
69 後縦靱帯骨化症
70 広範脊柱管狭窄症
71 特発性大腿骨頭壊死症
72 下垂体性ADH分泌異常症
73 下垂体性TSH分泌亢進症
74 下垂体性PRL分泌亢進症
75 クッシング病
76 下垂体性ゴナドトロピン分泌亢進症
77 下垂体性成長ホルモン分泌亢進症
78 下垂体前葉機能低下症
79 家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)
80 甲状腺ホルモン不応症
81 先天性副腎皮質酵素欠損症
82 先天性副腎低形成症
83 アジソン病
84 サルコイドーシス
85 特発性間質性肺炎
86 肺動脈性肺高血圧症
87 肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症
88 慢性血栓塞栓性肺高血圧症
89 リンパ脈管筋腫症
90 網膜色素変性症
91 バッド・キアリ症候群
92 特発性門脈圧亢進症
93 原発性胆汁性胆管炎
94 原発性硬化性胆管炎
95 自己免疫性肝炎
96 クローン病
97 潰瘍性大腸炎
98 好酸球性消化管疾患
99 慢性特発性偽性腸閉塞症
100 巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症
101 腸管神経節細胞僅少症
102 ルビンシュタイン・テイビ症候群
103 CFC症候群
104 コステロ症候群
105 チャージ症候群
106 クリオピリン関連周期熱症候群
107 若年性特発性関節炎
108 TNF受容体関連周期性症候群
109 非典型溶血性尿毒症症候群
110 ブラウ症候群
111 先天性ミオパチー
112 マリネスコ・シェーグレン症候群
113 筋ジストロフィー
114 非ジストロフィー性ミオトニー症候群
115 遺伝性周期性四肢麻痺
116 アトピー性脊髄炎
117 脊髄空洞症
118 脊髄髄膜瘤
119 アイザックス症候群
120 遺伝性ジストニア
121 神経フェリチン症
122 脳表ヘモジデリン沈着症
123 禿頭と変形性脊椎症を伴う常染色体劣性白質脳症
124 皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症
125 神経軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症
126 ペリー症候群
127 前頭側頭葉変性症
128 ビッカースタッフ脳幹脳炎
129 痙攣重積型(二相性)急性脳症
130 先天性無痛無汗症
131 アレキサンダー病
132 先天性核上性球麻痺
133 メビウス症候群
134 中隔視神経形成異常症/ドモルシア症候群
135 アイカルディ症候群
136 片側巨脳症
137 限局性皮質異形成
138 神経細胞移動異常症
139 先天性大脳白質形成不全症
140 ドラベ症候群
141 海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん
142 ミオクロニー欠神てんかん
143 ミオクロニー脱力発作を伴うてんかん
144 レノックス・ガストー症候群
145 ウエスト症候群
146 大田原症候群
147 早期ミオクロニー脳症
148 遊走性焦点発作を伴う乳児てんかん
149 片側痙攣・片麻痺・てんかん症候群
150 環状20番染色体症候群
151 ラスムッセン脳炎
152 PCDH19関連症候群
153 難治頻回部分発作重積型急性脳炎
154 徐波睡眠期持続性棘徐波を示すてんかん性脳症
155 ランドウ・クレフナー症候群
156 レット症候群
157 スタージ・ウェーバー症候群
158 結節性硬化症
159 色素性乾皮症
160 先天性魚鱗癬
161 家族性良性慢性天疱瘡
162 類天疱瘡(後天性表皮水疱症を含む。)
163 特発性後天性全身性無汗症
164 眼皮膚白皮症
165 肥厚性皮膚骨膜症
166 弾性線維性仮性黄色腫
167 マルファン症候群
168 エーラス・ダンロス症候群
169 メンケス病
170 オクシピタル・ホーン症候群
171 ウィルソン病
172 低ホスファターゼ症
173 VATER症候群
174 那須・ハコラ病
175 ウィーバー症候群
176 コフィン・ローリー症候群
177 ジュベール症候群関連疾患
178 モワット・ウィルソン症候群
179 ウィリアムズ症候群
180 ATR-X症候群
181 クルーゾン症候群
182 アペール症候群
183 ファイファー症候群
184 アントレー・ビクスラー症候群
185 コフィン・シリス症候群
186 ロスムンド・トムソン症候群
187 歌舞伎症候群
188 多脾症候群
189 無脾症候群
190 鰓耳腎症候群
191 ウェルナー症候群
192 コケイン症候群
193 プラダー・ウィリ症候群
194 ソトス症候群
195 ヌーナン症候群
196 ヤング・シンプソン症候群
197 1p36欠失症候群
198 4p欠失症候群
199 5p欠失症候群
200 第14番染色体父親性ダイソミー症候群
201 アンジェルマン症候群
202 スミス・マギニス症候群
203 22q11.2欠失症候群
204 エマヌエル症候群
205 脆弱X症候群関連疾患
206 脆弱X症候群
207 総動脈幹遺残症
208 修正大血管転位症
209 完全大血管転位症
210 単心室症
211 左心低形成症候群
212 三尖弁閉鎖症
213 心室中隔欠損を伴わない肺動脈閉鎖症
214 心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖症
215 ファロー四徴症
216 両大血管右室起始症
217 エプスタイン病
218 アルポート症候群
219 ギャロウェイ・モワト症候群
220 急速進行性糸球体腎炎
221 抗糸球体基底膜腎炎
222 一次性ネフローゼ症候群
223 一次性膜性増殖性糸球体腎炎
224 紫斑病性腎炎
225 先天性腎性尿崩症
226 間質性膀胱炎(ハンナ型)
227 オスラー病
228 閉塞性細気管支炎
229 肺胞蛋白症(自己免疫性又は先天性)
230 肺胞低換気症候群231 α1-アンチトリプシン欠乏症
232 カーニー複合
233 ウォルフラム症候群
234 ペルオキシソーム病(副腎白質ジストロフィーを除く。)
235 副甲状腺機能低下症236 偽性副甲状腺機能低下症
237 副腎皮質刺激ホルモン不応症
238 ビタミンD抵抗性くる病/骨軟化症
239 ビタミンD依存性くる病/骨軟化症
240 フェニルケトン尿症
241 高チロシン血症1型
242 高チロシン血症2型
243 高チロシン血症3型
244 メープルシロップ尿症
245 プロピオン酸血症
246 メチルマロン酸血症
247 イソ吉草酸血症
248 グルコーストランスポーター1欠損症
249 グルタル酸血症1型
250 グルタル酸血症2型 
251 尿素サイクル異常症
252 リジン尿性蛋白不耐症
253 先天性葉酸吸収不全
254 ポルフィリン症
255 複合カルボキシラーゼ欠損症 
256 筋型糖原病257 肝型糖原病
258 ガラクトース-1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼ欠損症
259 レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ欠損症
260 シトステロール血症
261 タンジール病
262 原発性高カイロミクロン血症
263 脳腱黄色腫症
264 無βリポタンパク血症
265 脂肪萎縮症
266 家族性地中海熱
267 高IgD症候群
268 中條・西村症候群
269 化膿性無菌性関節炎・壊疽性膿皮症・アクネ症候群
270 慢性再発性多発性骨髄炎
271 強直性脊椎炎
272 進行性骨化性線維異形成症
273 肋骨異常を伴う先天性側弯症
274 骨形成不全症
275 タナトフォリック骨異形成症
276 軟骨無形成症
277 リンパ管腫症/ゴーハム病
278 巨大リンパ管奇形(頚部顔面病変)
279 巨大静脈奇形(頚部口腔咽頭びまん性病変)
280 巨大動静脈奇形(頚部顔面又は四肢病変)
281 クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群
282 先天性赤血球形成異常性貧血
283 後天性赤芽球癆
284 ダイアモンド・ブラックファン貧血
285 ファンコニ貧血
286 遺伝性鉄芽球性貧血
287 エプスタイン症候群
288 自己免疫性後天性凝固因子欠乏症
289 クロンカイト・カナダ症候群
290 非特異性多発性小腸潰瘍症
291 ヒルシュスプルング病(全結腸型又は小腸型)
292 総排泄腔外反症
293 総排泄腔遺残
294 先天性横隔膜ヘルニア
295 乳幼児肝巨大血管腫
296 胆道閉鎖症
297 アラジール症候群
298 遺伝性膵炎
299 嚢胞性線維症
300 IgG4関連疾患
301 黄斑ジストロフィー
302 レーベル遺伝性視神経症
303 アッシャー症候群
304 若年発症型両側性感音難聴
305 遅発性内リンパ水腫
306 好酸球性副鼻腔炎
307 カナバン病
308 進行性白質脳症
309 進行性ミオクローヌスてんかん
310 先天異常症候群
311 先天性三尖弁狭窄症
312 先天性僧帽弁狭窄症
313 先天性肺静脈狭窄症
314 左肺動脈右肺動脈起始症
315 ネイルパテラ症候群(爪膝蓋骨症候群)/LMX1B関連腎症
316 カルニチン回路異常症
317 三頭酵素欠損症
318 シトリン欠損症 
319 セピアプテリン還元酵素(SR)欠損症
320 先天性グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)欠損症
321 非ケトーシス型高グリシン血症
322 β―ケトチオラーゼ欠損症  
323 芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症
324 メチルグルタコン酸尿症
325 遺伝性自己炎症疾患
326 大理石骨病
327 特発性血栓症(遺伝性血栓性素因によるものに限る。)
328 前眼部形成異常
329 無虹彩症
330 先天性気管狭窄症/先天性声門下狭窄症
331 特発性多中心性キャッスルマン病
332 膠様滴状角膜ジストロフィー
333 ハッチンソン・ギルフォード症候群