蛍光増白剤 白く洗い上げるのではなく、白く染める

蛍光増白剤とは、染料の一種で、太陽光のなかの目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青色の光（蛍光）を放出する物質です。

白い洋服の多くには、製造段階でこの蛍光増白剤が使われていますが、洋服を着たり洗濯したりを繰り返すうちに脱落していきます。

それを補うため、洗濯洗剤の中には、蛍光増白剤を配合しているものもあります。

蛍光増白剤を配合した洗濯洗剤で白物を洗うと、白さがよみがえったように見えますが、それは染料の付着によるものです。

蛍光増白剤には汚れを落とす力はありません。