一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

当センターの存在理由と活動内容は、SDGsの理念そのもの!

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覇市から掛川市へ

那覇市議会で、当センターからの相談を受けて、翁長雄治市議が、化学物質過敏症について質問してくださったのは2019年2月21日のことでした。

そのことを紹介したツイッターがご縁となって、静岡県掛川市の方から当センターに相談が寄せられ、掛川市議のどなたかに相談をするよう回答さしあげました。

掛川市では榛村航一(しんむらこういち)市議が相談にのってくれて、2019年6月27日の市議会にて化学物質過敏症を取り上げてくださいました。

掛川市の方からの報告を受けて驚いたのは、榛村航一市議が、SDGsをイントロとして、化学物質過敏症について議会質問してくださったことです。


DGsとは

SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略称です。

2015年9月に国連で開かれたサミットの中で、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として決められた、国際社会共通の目標です。

SDGsは、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されており、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。

17のゴールは相互に関連しており、それを包括的に解決することによって、本当の意味での解決に向かうと言われています。

SDGsに掲げられている目標は、私たちの未来を良くしていくために必要なことばかりですが、なかでも3つめのゴールの9番目のターゲットは、化学物質過敏症撲滅を目標にしているかのような文言になっています。

 

ゴール3 すべての人に健康と福祉を

3.9
2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

 

センターのミッションとSDGs


当センターのミッションは、化学物質過敏症を発症させない、悪化させないことです。そのために、政治行政に働きかけながら、有害化学物質についての知識を広めるとともに、大気・水・土壌の汚染を減少させる生活術を提案しています。

化学物質過敏症は、まだ社会的認知度が低く、身の回りに有害化学物質が氾濫していることに気づいていない人の方が多いのが現状ですが、当センターが作成した小冊子『空気のデトックス』や、公開講座などがご縁となって、生活を見直してくださる方が増えつつあります。

当センターの存在理由と活動すべてが、SDGsの理念そのものといってよいほどです。
今、世の中には、SDGsの風が吹きはじめています。とても良い風です。