一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

アンケート結果:化学物質過敏症になってから外出できているかどうか

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ツイッター上で、化学物質過敏症の方にアンケートさせていただいた結果のご報告です。アンケート結果と、寄せられたコメントすべてをご紹介します。


調査期間 2019年7月6日~12日

ご協力者 297名

 

問い)化学物質過敏症になってから外出できているかどうか

 

15% まったく外出できなくなった

45% 買い物など近所へ出かけるくらいならできる

14% 休みがちだが通学・通勤している

26% 休まずに通学・通勤している

 

 

まったく外出できなくなった(15%)

 

■全く外出出来ない期間が3週間位ありました。情報なく手探りだったもので、郵便物1つも出せませんし、ネット使えない類いの手続きも全く出来ないし困っていました。友達が「中国人が着けてるマスクしてみたら?」って言ってくれてなかったら、もしかしたら今も外出出来てなかったかもです。

 

■においが気持ち悪いと訴えても「私は感じないから気のせいだ」言われて辛いです。

10回中9回、外出時に曝露して発作起こすような状況下じゃあうかつに日向ぼっこすらできません。

骨粗鬆症も怖い。

 

■倒れたり蹲ることがあるから一人では外出出来ない、体調により全く出来ない、出来たとしても他人の柔軟剤成分などが原因で数日寝込む事があり体を動かす目的以外は食べ物が無くなっても外出しない

 

■私は防毒マスクをしていても自宅庭に年に数回、数分間出れるだけです。柔軟剤等以外にも添加物入り・農薬付きの食事をしている人の呼気にさえ反応するため人がいるところには行けません。車内にも反応するようになったため車にも乗れません。→

私のように重度になると電磁波にもかなり過敏になり、慢性疲労症候群や線維筋痛症との合併もふえるので、スマホやパソコンを触れない・使えなくてここに投票できない人も多いかもしれませんね

 

買い物など近所へ出かけるくらいならできる(45%)

 

■過敏症の診断までは行ってませんが、過敏?と受動喫煙症です。

外出はできるけど、路上喫煙や香害が心配で出かけるのが怖い感じです。

必要最低限でしか行けないです。

 

■外出しないと誰も調達や介助者が居なく、飢え死にしたり、話し相手も居らず、精神的に病むので、自分が外出するしか生きる術がありません。

私の場合、引きこもる前に飢え死にしてしまう。

それに私は社会復帰を目標と定めているのでずっと自宅に居ては社会復帰なんて、一生叶いません‼️

 

■但し、臭いを避けながら足早に終わらせます。買い物が出来ると言うと問題ないかのようにとられますが、周囲に香害さんが居ないかビクビクしながらの買い物です。

■一応解答したけど、自分の場合はこの項目に厳密には当てはまらず。

発症後数年は、(介助のための)家族と共にでなければ外出できなかったけど、それでも外出できてたといえば出来てたから本来はどこに当たるかなと。

今は条件に応じて外出できたりできなかったり。

 

■息子の障害者手帳の交付日だったため区役所へ出向いたら……

フラフラするし目眩が酷いなと思っていたら窓口で鼻血がタラー

「ティッシュあるので使ってください」

そりゃ焦るよねー。

必要な手続きであっても支障が出てしまいます。

 

■買い物など…投票しました。

防毒マスクに活性炭マスク4重装備して、月に多くて5回くらいが限度です。

通院などでやむを得ず外出する時についでに買い物をして帰る程度なので、出る必要がなければ全く出ません。

荷物が届いてもドアも開けません。ガレージに置いて行ってもらいます。

 

 

休みがちだが通勤・通学している(14%)

 

■休みがちで通勤にしてますが、激減しました。在宅のヘルパーで利用者の家に入れなくなったからです。

他にも仕事をしていたので微々たる収入はありますが、全然足りてません。貯金を切り崩してます…

できそうな仕事を探そうかとも思ってますが、恐怖心が先に立って動けずにいます…

 

■発症してから約1年はほぼ外出不可能でしたが

回復傾向に向かい始めた頃に目標を決めて外出するようになって、今は休まず通勤してます。

あと数日ですが......

 

休まずに通勤・通学している(26%)

 

■『休まずに通勤』にしているけれど、元々 勤務日数も時間数もかなり少なくしているから。

スタッフが少ないため、休みたくても休めないという現状もあり、遅刻出勤は時々あります(^^;)

生活費は全然 足りておらず、年金暮らしの親に頼っているけど、以前のように、週5のフルタイムは絶対に無理。

 

■職場では直属の上司にだけは話してあって、柔軟剤等の使用者に囲まれないように出入口に近い端の席にして貰ったり、空気清浄機を近くに置いて貰ったりしています。でも今時柔軟剤使わない人いないよねって言われたのでそれ以上は望めないと思います。冷暖房を使う季節は出入口を閉めるので辛いです…

 

■水式マスクと状況に応じて活性炭マスク、ガーゼ等枚数を増やして我慢して通勤しています。基本電車やバスの中では手でマスクを押さえてます。それでも頭痛と倦怠感は常にある感じで、仕事に身が入らない事もあります。辛いです…

 

■#化学物質過敏症 未診断ではありますが、#柔軟剤 、#合成洗剤 ほぼ使えず石けん生活です。

通勤はマイカーで問題ありませんが、電車での遠出は控えるようになりました。

 

■化学物質過敏症が発症したての時は毎日出先で気絶していました。

いまは食事治療のおかげであまり気絶しなくなりましたが、治ったわけではないです。どうにも身体が言うこと聞かない時のが多いです。

 

■我慢して仕事や買い物に行っています…。

 

■無理矢理我慢して出勤しているのです。ガスマスクして。五重マスクを批判されて。毎日苦しいし、併発している線維筋痛症で体は痛いし、嫌な思いするし。でも、自分を養うのは自分しかいないから、誰もいないから、我慢してやっている。辛いです。

 

■今のところ休まずですが、行く先々で目の痛み、喉の痛み、気道が苦しくなったりします。このままだといつダメになってもおかしくはないです。

 

■発症した仕事場は契約終了でした。クビいうわけではないですが。身体を休めた後の復職先の現場では、完全分煙ですが、同僚のハンドクリームで、やられ気味です。

 

■発症直後メニエール病と診断され,ドクターストップで10日ほど休んだら上司から迷惑だと暴言吐かれ,吐き気止めを点滴しながら仕事していました。

その後喘息,頻拍と悪化し長時間労働に耐えられなくなったこともあり転職しました。

転職後は一応休まず通勤していますが,いつまで体がもつか微妙です。

 

■幸い、職場に自分専用の部屋(消毒薬っぽいにおいが染みついているが)があるので出勤時のにおいは気になるが香害さん達が長時間いなければなんとか大丈夫。ただ他の部屋(人がたくさんいる)には長時間いられない。

 

■料理屋でシェフと二人で働いてます。

休む=店を閉めることになるので、しんどくても休めません。

発症してからは閉店時間を早めたりして、休息を出来るだけとれるようにしていますが、その分売上にも響き、個人店には死活問題です。

 

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化学物質過敏症を発症すると、外出が困難になります。結果、働けなくなり生活が困窮していきます。肉体的な苦痛のみならず、経済的困窮にも苦しめられることになります。

切実極まりない問題です。