一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

おきなわSDGsパートナー 化学物質過敏症・対策情報センター

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きなわSDGsパートナー

沖縄県は、2019年(令和元年)11月に「沖縄県SDGs推進方針」を策定し、SDGsの普及啓発に取り組み始めました。

その一環として、SDGsの推進や県民への普及活動に連携して取り組む61の企業・団体を、「おきなわSDGsパートナー」に登録することになりました。

空気・水・土を汚さないライフスタイルを提案するとともに、化学物質過敏症に対する社会的認知度をあげる活動をしてきた、私ども一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターも、「おきなわSDGsパートナー」団体のひとつとして登録いただきました!

          

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左)沖縄県知事 玉城デニー氏 右)化学物質過敏症・対策情報センター 代表理事

 

センターのミッションとSDGs

化学物質過敏症・対策情報センターのミッションは、化学物質過敏症を発症させない、悪化させないことです。

そのために、政治行政に働きかけながら、有害化学物質についての知識を広めるとともに、空気・水・土を汚さないライフスタイルを提案してきました。

誰一人取り残さない、持続可能な開発のために作られたSDGsと、当センターのミッションは、重なる部分が多いのですが、なかでもSDGs3.9 と 12.8 は、当センターの理念と活動そのものといってよい内容になっています。

 

SDGs 持続可能な開発目標


3.すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

3.9
2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

 

12.つくる責任 つかう責任

持続可能な消費と生産のパターンを確保する

 

12.8
2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

 

      
一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターは、沖縄県がSDGsの推進と普及に取り組み始めたことを、在沖縄の団体として誇りに思います。

「おきなわSDGsパートナー」としての責務を果たすためにも、これまでの活動をより積極的に推進していく所存です。

沖縄県はもちろん、他の「おきなわSDGsパートナー」企業や団体とも力を合わせて、持続可能な社会作りに尽くしてまいります。



きなわSDGsパートナー団体としての取り組み

以下は、沖縄県庁HPにても公開されている、当センターのSDGsへの取り組みです。

 

室内空気中の有害物質濃度を低減させる具体策の提案

化学物質過敏症を発症させない、悪化させないためには、室内空気中の有害物質濃度を低減させていくことが最も合理的です。

室内空気中の有害物質濃度が低ければ、その室内空間を共有するすべての人の健康増進に寄与することができます。

PTA・自治体・企業向け勉強会や講演会、当団体作成の小冊子や動画、SNS などを通して、このような知見を広め、自他の健康を守るための具体策を提案いたします。



海の豊かさを守る
水質汚染の主原因は生活排水です。洗剤や柔軟剤などの日用品に含まれる有害化学物質は、最終的には下水に流され河川や海を汚します。

日用品にひそむリスクを知ってもらうことで有害化学物質の総使用量を減らし、生命の源である海、沖縄にとっては観光資源でもある海の豊かさを守っていきます。




誰もが安心して学び働き続けていける空間作り
柔軟剤や整髪料などのニオイによって具合が悪くなる人がいます。

人口密度の高い学校や職場では、こうしたニオイを避けることは難しく、具合が悪くなっても我慢せざるを得ません。

結果として、学ぶことも働くこともできなくなるほどに体調を悪化させてしまう人が増えてきています。

何気なく使っている日用品に他者を害する可能性があると知ってもらうことで、有害化物質の総使用量を減らし、誰もが安心して学び働き続けていける空間作りをすすめます。

 

 

からの思い

化学物質過敏症を発症して、学べなくなる、働けなくなる、外出できなくなる、人に会えなくなる、生活がことごとく破壊されていく恐怖は、筆舌に尽くしがたいものがあります。

化学物質過敏症は、誰もが発症しうる「環境病」です。

こんな厄介で破滅的な病を、発症させない環境にしていきたいと、強く思います。

同じ思いでおられる皆様、SDGsを追い風として、ともにがんばっていきましょう!