La microbiota intestinal abre el camino hacia la nutrición personalizada 「腸内細菌と栄養 金持ちはより金持ちになる」いう記事のポイントの翻訳です。
翻訳文責:
一社)化学物質過敏症・対策情報センター
代表理事 上岡みやえ
腸内細菌と栄養
同じものを食べても、腸内細菌叢が異なれば、体へ与える影響も異なってくる。
これが、大規模な栄養調査によっては、栄養による明確な作用機序を構築できない所以である。
被験者A:食物繊維不足により 腸内細菌叢が枯渇している
被験者B:食物繊維の豊かな食生活により、豊富で多様な腸内微生物叢を有している
両者が同じプレバイオティクス*を摂取すると、Bの腸内微生物叢の方が劇的な変化を受ける可能性がある。
Bが飼っている腸内細菌が、プレバイオティクスを使用して有益な短鎖脂肪酸を生成する酵素を作ってくれるからである。
「金持ちは、より金持ちになる」という格言があてはまるケースといえる。
*プレバイオティクス(prebiotics)
プレバイオティクスは英国の微生物学者Gibsonによって1995年に提唱された用語です。
①消化管上部で分解・吸収されない
②大腸に共生する有益な細菌の選択的な栄養源となり、それらの増殖を促進する
③大腸の腸内フローラ構成を健康的なバランスに改善し維持する
④人の健康の増進維持に役立つ
の条件を満たす食品成分を指します。
原文