アトピーは、即効性を求めるほど、長引く傾向があるようです。
アトピーなどの慢性病を、リバウンドなしに軽快させるには時間がかかります。
子どもの体調不良は、一日でも早く治してあげたいですが、時間がかかると覚悟することも必要かもです。
小児アトピー性皮膚炎とは
小児アトピー性皮膚炎
多くは赤ちゃんのころから始まる全身の湿疹の一種。皮膚が乾燥して、赤くなったり、痒くなったりを繰り返す。
【原因】
・体質
・ホコリ・ダニ
・ひっかくことによる刺激
・汗や化学物質など環境の様々な刺激
・家族にアレルギー(アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息など)がみられることが多い
ステロイド外用薬離脱症状
ステロイド外用薬の使用と、使用中止によって起きる皮膚症状は、「ステロイド外用薬離脱症状」といわれます。
日本ではタブー視されている話らしく、あまり情報がありませんが、海外では、ステロイドの副作用のひとつとして、認識されているようです。
ステロイド外用薬離脱症状
ステロイド外用薬の使用と、使用中止による典型的な症状は、灼熱感、刺痛、真っ赤な皮膚です。通常、ステロイド外用薬の中止後、数日から数週間以内に発生します。
一般に、ステロイド外用薬離脱症状は、紅斑性浮腫性と丘疹膿疱性の2つの異なるサブタイプに分けることができます。
ステロイドとは
コルチゾール(ステロイドの主成分)
https://bit.ly/3LnsvCP
出産または胎児に損傷を与える疑い。長期または反復暴露により臓器に損傷を与える可能性がある。(欧州化学品庁)
薬について
※以下は、薬服用前の基礎知識として、薬剤師から周知してほしい点です。
・すべての薬は腎臓と肝臓に負担を与えるので、不必要な薬は飲まないことが鉄則
・薬の成分や代謝物の一部は体内に残る
➢成分や代謝物が体外に排出されるまで、ある程度時間がかかる
➢成分や代謝物の体外排出に長い時間がかかる体質の人もいる
※私自身は、化学物質過敏症の人以外は「必要に応じて」薬を使用したほうがよいと思っています。
アトピーへの基本対策
基本的アトピー対策
・布団やシーツの素材をコットン100%に
・シーツは週一で洗濯し、布団は掃除機をかける
・掃除機は排気のキレイな機種で
・排気のキレイな掃除機でない場合は
➢窓を全開にして掃除機をかける
➢掃除機をかけた後、30分間窓開け換気を続ける
・洋服の素材をコットン100%に
・保湿剤:ワセリン、クリーム、乳液、ローションではなくオリーブオイル
ワセリン
https://bit.ly/3tNJ70D
癌を引き起こす可能性(欧州化学品庁)
腸内細菌の役割
・腸内細菌は、生命維持に必要な酵素や神経伝達物質、ビタミンやアミノ酸の体内生産すべてに関与しています。
・生体異物(通常、体内に存在しない異物:香料などの化学物質、薬物、放射性物質、金属など)の分解と排出を助けてくれるのも腸内細菌です。
腸内細菌は外部補給し続けるもの
・あまり知られていませんが、腸内細菌のモトは土由来の微生物群です。
・その人固有の定着菌(常在菌)は、3歳までに形成され(9歳という説もあります)、その後は、定着菌(常在菌)の組成は大きくは変化しないと言われています。
・人間は、体内で微生物を作れないので、外部から補給し続けなくてはなりません。
腸内細菌の組成がこわれるとき
・「抗菌薬(抗生物質)」を飲むと、定着菌(常在菌)が大ダメージを受けて、腸内環境がズタボロになる場合があります。
(「あなたの体は9割が細菌」の著者も、抗菌薬を飲んで絶不調になりました)
土から生まれたサプリメント/ツチノイブキとは
・ツチノイブキは、人間が環境から毎日摂取していた土由来の微生物群を、安全な形で摂取できるようにデザインされた健康補助食品です。
・ツチノイブキを飲むと、腸内細菌の種類と数が、一時的(おそらく12-24時間程度)に増えます。
・ツチノイブキに含まれる微生物群は、残念ながら定着はしませんが、継続して飲むことで、腸内細菌の数と種類が多い状態を維持できます。
・腸内細菌の数と種類が多いと、生体異物の分解が進みます。
・全身から合成香料のニオイを放散していた女性、ヘアカラー・化粧・スキンケア・ネイルなどを変えたわけではないのに、ツチノイブキ服用3年後に、合成香料のニオイがしなくなっていました。生体異物の代謝が進んだのだと思われます。
・ツチノイブキによって、比較的早く皮膚炎が治った人は皆、薬をほとんど使用していませんでした。
薬とツチノイブキ
・痒み痛みを子どもに我慢させるのはかわいそうなので、ステロイドを使用して、痒み痛みを和らげてあげるのが良さそうです。
・ステロイドとツチノイブキを併用
➢ 肌はステロイドでキレイにする
➢ 体内に残った薬成分の分解と排出を、ツチノイブキに応援してもらう
・ステロイドとツチノイブキを併用するのが、痒み痛みを感じさせず、体内にたまったステロイド成分の排出を進める、もっとも合理的なやり方のように思います。