一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センター

推定患者数1000万人。化学物質過敏症と共生できる社会は、誰もが安心して暮らせる社会。

2021年9月10日 糸満市議会 化学物質過敏症 一般質問

糸満市議会議員 上原勝さんとお話する機会があり、化学物質過敏症について相談差し上げたところ、早速市議会で取り上げてくださいました!

 

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糸満市在住者ではない人からの相談でも、市民の健康にかかわる大きな問題であれば、迅速に取り組んでくださる。素晴らしい市議さんです!

 

糸満市議会
令和3年第6回定例会(9月)

 

一般質問 上原勝議員
回答所管 糸満市民健康部健康推進課

 

件名:化学物質過敏症について

 

質問) 化学物質過敏症とは何かを伺う
回答) 化学物質過敏症とは何かについては、ごく少数の化学物質に過敏に反応して、様々な身体・精神的な健康被害の症状が現れるようになると言われております。


質問) どんな症状が現れるか伺う
回答) どんな症状が現れるかについては、頭痛、めまい、吐き気、目や喉の痛み、皮膚炎、倦怠感、不眠など多岐にわたり、その種類と程度は個人差があります。
発症のメカニズムについては明確にはなっておらず、治療方法や治療方法も確立しないとされております。

 

質問) どのようなものに反応を起こすのかを伺う
回答) どのようなものに反応起こすのかについては、身の回りで使われている香水、整髪料、化粧品、香りが強い芳香剤や柔軟剤、殺虫剤などに含まれる様々な化学物質だとされております


質問) そういった症状を持った児童生徒がいるか伺う
回答) 各小中学校に確認したところ、対象になる児童生徒はいないとの報告を受けています。 


質問) そういった症状を持った市民からの問い合わせはあるか伺う
回答) 症状を持っている市民からの問い合わせについては、現在のところ相談はありませんが、健診結果説明時や、ワクチン接種時の問診項目の中に、化粧品に含まれる物質の過敏症であると言ったアレルギー体質の報告などは聞いております。


質問) 令和元年度に、沖縄 SDGs パートナーに登録している一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターの取り組みはどういったものがあるか伺う
回答) この団体は県内に所在する沖縄 SDGs パートナー登録団体の一つであり、化学物質過敏症について社会的理解を深めるための活動と環境汚染から身を守る生活の提案をあげています。


質問) 県内自治体で化学物質過敏症の周知活動に取り組んでいるところはあるか伺う
回答) 現時点におきましては、県内の自治体でホームページに化学物質過敏症について掲載されているのは、那覇市となっております。


質問) 第5次糸満市総合計画では、目指す町の姿として、「支えあって共に生きる平和の街糸満市」「綺麗・暮らしやすい・住みやすい街 糸満市」があり、さらにそれぞれの政策に、糸満市 SDGs のゴール目標を掲げています。糸満市でも、化学物質過敏症に関しての周知活動を取りくめるか伺う。
回答) 糸満市での化学物質過敏症についての周知活動については、今後他の自治体の取り組みなどを参考にしながら調査研究してまいります。